膀胱がん日記 EXITENTIALISM

出口あり?なし?

尿沈渣の細胞診(扁平上皮と移行上皮)

膀胱がん発見に至る経緯として2度の尿検査がありました。春の健康診断で血尿プラスが出て、夏の再検査で血尿2プラス。9月に目視での血尿ありで泌尿器科で精密検査の流れでした。

夏の再検査で血尿2プラスが出たにもかかわらず直ぐに精密検査を受けなかったのは、仕事が忙しかったのもありますが、その結果内容にも理由がありました。尿沈渣では、赤血球・白血球共に基準値以上、扁平上皮細胞と細菌が認められ総合判定も「尿路感染症疑い」の記載です。

扁平上皮細胞が認められる病気としては、尿道炎・尿路結石・前立腺がんや放射線治療中などです。女性は尿道口や膣にある細胞であることから混入することが多いらしい。タンパクがマイナスなので腎臓病は排除し、白血球と細菌があるけれど熱が無いので腎盂腎炎を排除して、それ以外の尿路感染症としたら膀胱炎かなぁ…と自己判断してしまったのです。

移行上皮細胞は普通の尿には認められないそうで、移行上皮が認められる病気は、結石や癌などです。私の場合は夏の再検査では認められませんでした。

実は泌尿器科を初受診した時、急いでいたので再検査結果の紙が見つからず持参せずに受診しました。血尿以外の症状(熱や痛みなど)が無かった為、直ぐにCT検査となりましたが、この結果を持参していたら抗生物質を処方され要観察になっていたかもしれません。私の場合、腫瘍悪性度がG3なこともあり要観察の間に浸潤していた可能性もあります。そう考えると再検査の結果を持参しなかったことで早期発見になったのかも。分からないものです。

尿沈渣での上皮細胞の基準値など  http://medical-checkup.biz/archives/7542