膀胱がん日記 EXITENTIALISM

出口あり?なし?

膀胱がんの標準治療その2

膀胱がんの手術には、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)と膀胱全摘除術(尿路変更術)の2つがある。

表在性の筋層非浸潤がん(Ta、T1)の場合、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)で腫瘍を切除する。再発した場合は、再度同じ手術で腫瘍を取り除き、抗がん剤注入療法、もしくはBCG注入療法へと進む。

上皮内がん(TisCIS)の場合、2th TURBT(再手術)で癌の広がりや悪性度を見極めBCG注入療法を経て、それでも効果が出ない場合は膀胱全摘術に進む。

筋層浸潤がん(T2〜T4)の内、他臓器転移なしの場合は、転移を防ぐために膀胱全摘(尿路変更)。転移あり(ステージIV)の場合は、膀胱を摘出せず放射線治療や抗がん治療を行う。

このように癌が筋層へ浸潤しているか、していないか、他臓器に転移しているか、していないかで、手術・治療の内容が大きく変わる。膀胱を摘出する理由が、転移を防ぐためであることがよくわかる。

膀胱全摘が決まったら、次は尿路変更術の方法を選ぶ。大きく分けてストーマと自排尿型の2つある。

TURBT 経尿道的膀胱腫瘍摘出術その後の治療法 - EXITENTIALISM 膀胱がん日記

尿路変更術 - 膀胱がん日記 EXITENTIALISM

参考資料[医師監修・作成]膀胱がんの生存率:ステージIII、IVの生存率(余命)、治療法の解説 | MEDLEY(メドレー)