膀胱がんについて

膀胱腫瘍の9割は悪性(膀胱がん)である。

膀胱がんには大きく分けて「筋層非浸潤性がん(表在性がん)」と「筋層浸潤性がん」がある。上皮内がんは表在性がんだが将来深く浸潤する可能性が高い。

画像出典 http://ganjoho.jp/public/cancer/bladder/diagnosis.html

膀胱腫瘍が見つかったら、まず経尿道的膀胱腫瘍切除手術(TURBT )で腫瘍を摘出し病理検査で悪性度を調べる。

尿路上皮がん=表在性がん(乳頭状がん)の多くは大人しく浸潤しないものが多い。しかし再発し易く、その場合は再度摘出する。再発を繰り替えす場合は膀胱内注入療法が実施されることがある。

浸潤性がんの場合は、基本的に膀胱を摘出し尿路変更手術を行う。がんの転移を防ぐために女性の場合は、リンパ節、子宮、尿道を一緒に摘出する。8時間に及ぶ大手術。男性の場合は前立腺と精嚢を一緒に取る。

画像出典 http://ganjoho.jp/public/cancer/bladder/treatment.html