膀胱がん日記 EXITENTIALISM

出口あり?なし?

膀胱腫瘍発見までの流れ その2

前回の診察で造影剤によるCT検査を行う。血尿と造影剤CT検査を必要とする病気をネットで調べる。尿路結石かもしれない。もしかしたら癌かもしれない。血尿以外の症状(痛みなど)が無いのが気になる。姉に精密検査を受けたことを話す。

翌週受診日。まず外来で検尿(この時はカテーテル採尿じゃなかった)診察室でDr.がCT画像を見て「腎臓に小さな結石が1つ見えます。でもこれはそんなに悪さしてないだろう。膀胱が凹んで(空っぽで)よく見えない*。やはり今日は膀胱鏡検査をします」と内診検査室へ。Dr.「尿道を広げる管を入れながら内視鏡入れるから」といわれるが、かなり痛い。出産の要領でヒーフーと息を逃すが「ぎゃー」と声を上げてしまった(T_T)

 *造影剤CT検査の時は膀胱に尿が無いと腫瘍がわかりづらい。内診で尿意がでて看護師さんに「オシッコしたくなったからトイレ行ってからCT室へ行って良いか」ときいてOKだったから行ったのに。看護師の説明不足。

Dr.の「あー…」と言う声とカシャカシャとシャッター音が聞こえる。そして直ぐに診察室へ。Dr.「細胞に変化が見られますね」と言いながら何枚かある写真の一枚を見せてくれた。大きな変形細胞があった。Dr.「手術で取りますから、これから術前検査受けてくださいね。手術日は何日が良いですか?」と、あれよあれよと事が進んで行く。予定表を見ながら連休明けの入院・手術にしてもらう。もう一度写真を見てカリフラワーのようだなと思いながら私が「腫瘍という事ですか?」と訊くとDr.「そうですね」と。

別の階で血液を6〜7本とって心電図や肺活量(?)の検査。胸部X線撮影。そして再び外来へ。入院日の再確認とDr.「入院当日は、手術の説明がありますから家族の人と来てください。その時に今後の治療法など、例えば腫瘍の種類によっては膀胱を取る可能性とか、そういう詳しい話をしますから」との説明。その時に初めて膀胱を取る可能性もあるんだと知った。

支払いの前に入院手続き。病歴や家族歴、アレルギーの有無など細かく聞かれる。入院時の持ち物の確認。入院費の概算と限度額認定証について説明を受ける。支払いは1万円強。内視鏡検査を受けたので感染予防に抗生剤2日分処方。

 家へ帰る前、喫茶店に入りネットで膀胱腫瘍について調べる。膀胱腫瘍は9割が悪性(癌)だと知る。姉に検査の結果をメールで伝える。少し泣いた。